パブ店長はレスキュー犬!

保護犬たちとの日々の暮らしと、想うことを、ありのまま。

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“ 忘れてないよ ” というメッセージ

バデ家のある市では、
関東大震災のときに中心市街地が大火事になったり、
山津波(土石流)で川が堰き止められてできた池(いわゆる土砂ダム)が
あったりするためか、震災への関心は高いほうかなと感じます。

市役所の職員有志がボラバスを仕立てて、
週末に夜行日帰りで現地に向かったのを受けて、市民向けのボラバスも後を追い、
この2年間に両方の延べ人数だけで数百名が現地入りしていますし
(市・警察・消防などの職員派遣や市民の個別ボランティアを除いた人数です)
なにせ、人口17万人にも満たない市でありながら、
市民が赤十字と市へ送金した義捐金だけでも
1年足らずで(2011年暮れまで)1億円に迫る額だったというんですから、
心寄せる人がいかに多かったかということがうかがえます。



そうはいっても、やっぱり最近はなかなか ・・・。

市内には、鉄道の駅が4つあって、
今月11日と12日に、市内の中学生たちが
それぞれ最寄りの駅で震災支援の募金活動をする、とのことだったので
私もデンバニとともに散歩がてら行ってきましたが、
無関心に通り過ぎていく人が多かったような 。。。


募金活動をしていた中学生たち、
家に帰ってどんな報告をしたのかなぁ・・・。

大人たちが震災について話題にしなければ
子供たちがそうしたことに接する機会は減る一方なので、
時々でいいから 家庭で考える時間を作ってほしいなぁと思いました。



さて、前置きが長くなりましたが。

実は先日、中学1年生40人ほどに
震災について話す機会をいただきまして ・・・。

その中学校では 「福祉講演会」 という特別授業があって、
クラスごとに 盲導犬や介助犬の訓練士の講演・実演で学んだり、
視力、聴力、四肢などにハンデのある方たちから直接お話を聴いたりしているそうです。
一方で、支援活動を通して南三陸町の歌津中学校と交流した実績があり、
震災を忘れないことにも注力し続ける必要がある、と、
1クラスには東日本大震災関連の話を ・・・ ということで、
窓口(コーディネーター)である、市の社会福祉協議会から依頼される形で
今回は私が講師という偉そうな(ははは・・・)役を務めさせていただきました。。。

それにしたって、もっと他に適任者はいくらでもいるはずでしてね 。。。
誰か紹介しましょうか??? って思ったんですけどね、、、、、 ^^;
結局最後は半分開き直り(笑)体当たりさせてもらいました。





いただいた時間は1時間。(結構長いですよ ^^;)
たくさんのことを話そうと欲張ると、まとまりがなくなってしまうと思い、
内容は大きく分けて2つに絞りました。

まずは3月11日を振り返って、自分の当時の状況を思い出しながら、
写真や体験記を通して現地で何があったのかを改めて知ること。

そして、
今からこの先 まだまだできることがある、やるべきことがあるはずで
自分たちに何ができるか考えてみること。


正直、現地で撮影することにはかなり抵抗があって あまり撮っていない上、
決して積極的に披露する内容ではなく・・・。
心苦しい部分もあったのですが、、、。
遠景パノラマ写真をパネルにして、見てもらいました。



南三陸町からの手紙1


そして、この本の中から同世代の男の子の作文を紹介。

この本については ぜひこちらを お読みいただければと思います!




当時、ほとんどが市内の2つの小学校に通っていた生徒たち。
授業中に地震が起きて、みんなで校庭に整列して集団下校をしたそうですが、
中には他県や他国から来た子もいて、「2日間停電して大変だった」 とか
「(他国でも)ニュースをやっていた、そのことは覚えてる」 とか話してくれました。

計画停電なども含め、自分たちなりに経験した “ 大変 ” を思い出したところで・・・。
『 南三陸町からの手紙 』 から選んだ作文を男子生徒に朗読してもらうと、
みんな真剣な、神妙な面持ちで聞き入っていました。

そして、震災は過ぎ去ったことではなく、復興はまだまだこれからという
現在も “ 未だ途上 ”である、あるいは “ (震災は)未だ現在進行形 ” ともいえる
状況の中で暮らす現地の人たちに思いを馳せるとき、
自分たちにこの先出来る事はなんだろう、ということを考えてもらいました。


ま、急に問われたってねぇ、まだ中学1年生ですし ・・・ ^^;
それでもいくつか出てきましたよ、
「思いつかない」ではなく、ちゃんと回答してくれました。
「ボランティアをする」 とか 「募金活動」、「お店などに募金箱があれば募金をする」
「寄付する」、「物資を贈る」 ・・・ 
ありきたりかもしれないけど、ちゃんと考えた!
考えるって、大事なことだと思うんですよね。
むずかしいお年頃なので、そっぽ向いたり、ずーっと下を向いたままだったり、
そういう子もいたけれど、頭の中では思いを巡らしていたんじゃないかなって思います。



今回、この福祉教室で私がみんなに伝えたかったことは、
ひとことで言えば 「考え続けてほしい」 ということでした。

“ 震災を忘れないで ” という声にどう応えるか?
応えるために、何をすべきか?自分には何が出来るのか??

想いを寄せ、自分に出来る事を考え、
そして出来る範囲で実行していく事が
“ 忘れてないよ ” というメッセージになるのではないか。
そう思って、考え続けることの重要性を伝えたかったのです。


“ 忘れないで ” というのは なにも
自分たち(被災された方たち)のことだけを言っているのではない、
ということに気付かなければいけないと思っています。
3月11日の大地震や大津波、翌日の原発事故といった 災害そのものや、
想像を絶する経験をした人々の存在を記憶に留めるということだけでなく、
その後の労苦から学び、いつか自分にも起き得ることだと覚悟し、備えよ、
という戒めが含まれた言葉だと 私自身は受け取っています。


まだ中学生なので、今すぐに自分たちだけで現地に行くというのは
現実的ではありません。
でも、あと5年もすれば大学生。
行けるようになったら行って 自分に出来る事をすればいい。
まだまだこの先、直接的な支援としての人手は必要でしょう。

また、今からでも、離れていてもできることとして考えるなら、たとえば、
家族旅行をするなら行き先を東北にする とか。
なにか買い物をするときには、
被災県の製造者や販売者のものを選んで購入する とか。

市内にいる限り、津波に遭うことはないけれど、
もし江ノ島や横浜に友だちと遊びに行っているときに地震が起きたらどうする?
海水浴にも行くでしょう?地下街も危険。
遊び始める前にまず 「 今ここで地震が起きたらどうするか? 」 っていうことを
考えるクセをつけるようにしよう、という話もしました。

そして、5年、10年経ったとき、大学や勤め先などで出会った人が
震災で辛い経験をしていたと知ったとき、なんと声をかけるか?
どう話しかけるか考えてみてほしいという私からのお願いを伝えて
授業を終えました。




ほとんどの人が、直接現地に行かれるわけでなく、
正直、3月10日までとほぼ同じ生活が営める状況の中で
それでも 出来ること、やるべきことは必ずあるので
役割を見つけてみんなが行動に移せたらいいなと思います。

自分自身も、また改めて考えてみたいと思います。







想うことは大事 ですが
想うことこそが大事 ではないと思う今日この頃です。

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Comment

munixyu says... "^ ^;;"
風化させてはいけない
爺は10日も11日も忘れないし祈ります
10日がなんの日か,わからないひとが最近多くて風化が怖い
10日・・・東京大空襲を思い出さない、追悼していない人間に
風化させてはいけないという権利はないよね
10日も11日も祈る。これが風化させないという、本当の意味なんだと思います。
2013.03.27 18:40 | URL | #XAUl15Aw [edit]
フロ&ひま&ハロママ says... ""
我が家にも中学1年生がおりますが、単純さと複雑さが
入り混じった難しい年齢です
でも、様々な立場の人のそれぞれの見方を柔軟な頭で
処理していける年齢でもありますし
バデ母さんの話も、全員とは言いませんが何人かにとっては
震災に対するあり方を考えるとっかかりになったのではないでしょうか
思うだけではなく伝えることも大事ですね
大役ご苦労様でした
2013.03.27 19:34 | URL | #- [edit]
バデ母 says... "むにゅパパさんへ"
そうですね、大人が祈れば子供も祈る。
祈る意味を伝えていけば、語り継いでいけば
風化はある程度に留めることができますよね。
ほかにも絶対に忘れちゃいけない日はたくさんあるけど
そろそろ本気で取りかからないと(風化が)怖いな・・・
って思うときがあります。
2013.03.27 22:45 | URL | #.//Hucbg [edit]
バデ母 says... "フロ&ひま&ハロママさんへ"
おぉ・・・中学1年生になりましたか!早いなぁ・・・
(ってブログで時々登場してた姿を思い出しております)
“単純さと複雑さが入り混じった難しい年齢”
“それぞれの見方を柔軟な頭で処理していける年齢”
ほんとそうですね。
10人ほどが感想を寄せてくれたのですが、内容から
まさにそんな感じを受けました。

そうそう、全員に何かを残すなんて無理な話、
でも、一瞬であっても全員が震災について考える時間を共有した
って事実はそれなりに意義あると思います。
2013.03.27 22:59 | URL | #.//Hucbg [edit]
マーリン says... ""
1時間の講演、お疲れ様でした。
バデ母さんさんの想い、中学生の方々に伝えられたのではないでしょうか。
自分の視野を広げてくれるような出逢いや、きっかけがあると
考え方、人生は変わって行くと思います。
バデ母さんがおっしゃったこと、みなさんの心に残っていくといいですね。

2011年桜が咲いた時、日本中が東北を想い、祈っていたと思います。
あのときの気持ち、今年も、これからも桜にも重ねていきたいです。
2013.03.29 20:30 | URL | #qfgbcWqM [edit]
バデ母 says... "マーリンさんへ"
何このうっとうしいオバサン!って思った子もいるだろうけど(笑)
それでも、自分だって少なからず怖い経験をしたあの日のこと、
思い出すことで気づきや発見があったはず。
近所じゃないし、知り合いがいるわけでもない学校だけど
これからも生徒たちのお役にたてるのであればお手伝いしていきたいです。

“来年は絶対に無い”と知った上で、最初で最後の花見をした身としては
それすら知ることができなかった方たちを思うと心穏やかではいられません。
「今年も一緒に見たかった」と桜を見上げるのだろうか・・・と思うと
やりきれない気持ちがこみ上げます。
2013.03.30 23:27 | URL | #.//Hucbg [edit]
せきぐち says... "私も盲導犬を支援しています。"
 初めまして。私も盲導犬を支援していて、盲導犬協会の賛助会員で、毎月決まった額(私の場合は1ヶ月に3千円で、クレジットカードから自動的に引き落とされます)を募金しています(^_^)/
 それで、視覚障害者を含め、障害者の方々を支援する方法が、募金以外にもあるので、それをお伝えします。大阪にある、『豊能障害者労働センター』では、バザー品を一年中募集していて、バザー品の売り上げが、障害者福祉に使われています。
 このセンターでは、5つのリサイクルショップを運営して、バザー品はそこで売られています。ここのセンターにバザー品を送ることは、障害者の方々に『仕事』を提供することにもなり、障害者の『自立』を支援することにもなります。
 私も「ずっと長く使う」と信じて買ったものが、意外と使わなくなった、ということが、よくありました。以前はもったいないと思いながら、不用品を泣きたい気持ちで仕方なく捨てていましたが、今はここの労働センターに送れるので、とても嬉しいです(^^) それで、私と同じように、「使わないものを捨てられない」と悩んでいる人を助けたくて、多くの人に、この労働センターを教えているのです。
 バザー品の送り先のHPは http://www.tumiki.jp/bazar.html
です。ここでは、一般のリサイクルショップで引き取らない物や、他のバザー会場で売れ残った物も受け入れていて、それらはきちんと商品として販売されています。
 また、ここの送り先を気に行って下さったら、知り合いの方にも伝えて頂けると嬉しいです。私は一人でも多くの「もったいなくて捨てられなくて困っている」方々を助けたくて、そして多くの家庭に眠っている『不用品』が、障害者支援の役に立ってもらいたいので(^^)
2013.04.29 00:59 | URL | #- [edit]
せきぐちさんへ says... ""
はじめまして、コメントありがとうございます。
今更のお返事ですみません。
すこしHP拝見しましたが、長く、そして手広く活動されている団体さんですね。
それぞれに、できることをできる範囲で続けていきましょう。
2013.05.25 21:04 | URL | #.//Hucbg [edit]

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