パブ店長はレスキュー犬!

保護犬たちとの日々の暮らしと、想うことを、ありのまま。

二度捨てられた犬の最期

以前 近所に二度捨てられた犬がいました


お散歩仲間のひとりが ある日その犬の異変に気付き
時々散歩がてら 様子を見に行っているという話を聞いて
私がほかのお仲間と見に行った時には
すでに その犬はいませんでした

タイミングよく 家主が帰ってきたので
家主の知り合いでもあるお仲間が それとなく聞いてみると
“ 生まれつき治らない病気だったらしいから仕方ないよね ”
というような返事がかえってきました

病院にも、保健所にも相談した
でも、治らないと言われた
・・・ だから、仕方ない ・・・


これは、病院で安楽死してもらったということだろうか?
それとも ・・・ センターに持ち込んだ??


初対面で、しかもまわりのお仲間の知り合いという相手に
私は何も問う事ができませんでした
お仲間たちも同様、仲の良い友だちというわけでもない
“ 知り合い ” という中途半端な立場では
それ以上突っ込んだ話はできず。。。

ただ釈然としないモヤモヤした気持ちだけが残りました

犬がその場所を離れる前に
自分に何かできることはなかったのか?

皆それぞれ そんな気持ちを抱いているようでした
それは 今まで放置していたからこそ
いのちに関る事態にまでなったのであって
決して “ 生まれつき死に至る病気 ” ではなかったはずだ
という思いがあったから

生まれながらに持っていた病気だとしても 症状を抑えながら
うまく付き合っていく方法があったはずだという ・・・


もちろん 悪性腫瘍なんかじゃ仕方ないですよね
でも 家主の話を聞く限りではありますが
先天異常といっても
免疫低下さえ起さなければ問題ない 皮膚疾患のようでした



近くに放置されていたところを保護され
この家族が引き取り 育てていた犬だそうです
子犬の頃には 室内でかわいがられていたそうですが
イタズラが過ぎたためか 予想以上に大きくなったためか
そのうち外に出され どんどん不衛生な環境になっていったようです

この家では 室内でも別に犬を飼っているので
このコもいつかキレイにして貰えるだろうという期待を乗せて
お仲間たちは 気になりつつも見守っていたようでした


センターから救い出す活動も もちろん大切だけれど
こうして捨てられるいのちを
地域の力でなんとか食い止める事ができるようにならなければ ・・・
と痛感した出来事でした

このときは 捨てられたのか安楽死だったのかは
ハッキリとは分かりませんでしたけどね
( あ、もちろん今でも断定はできないですが ・・・ )


それから半年あまり経ち ・・・

残っている犬たちがむやみに捨てられたりしないように
気をつけてこれからも見守っていたほうがいいね なんて
半分冗談、半分本気で話していたところ
最初に異変に気付いたお仲間が
信じられないような発見をしたと話してくれました

そっくりなコが 保護ボランティアによって
センターから引き出されていたというのです
保護当時の写真は
見守っていた時よりも数段酷い、無惨ともいえる状態 ・・・
でも あのコに間違いない と感じたそうです
そして、ケアすればきっと良くなる という思いで
引き出してくださった方がいたのでした


でも ・・・


状態は見る見るうちに良くなっていました
( 預かりブログを私も拝見しました )
とっても穏やかに 時を刻んでいるようでした

でも、最終的に快復するまでには
あまりにも時間が足りませんでした ・・・・・・







最期に人のぬくもりを感じられて良かったね
と思う人もいるでしょう
たしかにそうだと思います せめてもの救いでしょう
でも そうした美談で終わらせてはいけないとも思うのです

捨てないこと
一度手の中に入れたいのちは 決して手放さないこと

もしも・・・もしも万にひとつも
手放さなければいけない状態に陥った時に備えて
いのちを託せる先を見つけておくこと


安易に買わないこと 安易に飼わないこと
安易に助けないこと 安易に引き取らないこと
安易に引き出さないこと 安易に預からないこと

皆同列で 適わなければ、すなわち同罪
自戒も込めて そう考えています








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Comment

kater says... "はじめまして"
いつも、ロムだけでした。
今日の記事は、グッと来てしまいコメントをさせていただこうと。

安易に助けないこと 安易に引き取らないこと
安易に引き出さないこと 安易に預からないこと

肝に銘じておこうと思いました。

2010.10.15 08:29 | URL | #oPE1xa0. [edit]
munixyu says... "^ ^;;"
うーん、
動物への考え方なんだろうね
難しい問題ですよね
なんともいえないのが
つらいね
2010.10.15 12:29 | URL | #XAUl15Aw [edit]
フロ&ひま&ハロママ says... ""
なんで飼うのって問いたくなりますね
自分はペットを飼える人間じゃないってどうして気付かないの?
法的には罰則もないしどうしようもないのが歯がゆいですね
アメリカなんかだとこういう時官も民も動きが早くて大きな問題
として取り上げられたりするのに日本はまだまだですね
でもそういう人を見ても自分は何か出来るかって言うと…出来ないな
そんな無力感がまた切ないです
2010.10.15 20:30 | URL | #T3CVmb6Y [edit]
バデ母(バニ母) says... "katerさんへ"
はじめまして、コメントありがとうございます♪
しばらく旅に出ておりまして(戻りました)お返事が遅れてすみませんです
昨日katerさんのブログへお邪魔しましたら
どうもkaterさん家地方へ行ってたみたいで驚きました

みんなね「助けてあげたい」って気持ちは一緒だと思うんですよね
その気持ちが強ければ強い人ほど、多少無理しても・・・って引き出すかなとも思います
そして無理しても“どうにかなってる”状態がずっと続けばまぁいいです
でも、なにかひとつ歯車が狂った時・・・ブリーダーや多頭飼育現場と同じように
“保護主崩壊”というあり得ないことが起こりうるわけです(可能性としてです)
今の世の中、平穏無事な生活がいつまでも続くという保障はどこにもありません
いつ自然災害が起きるとも限らないですし、、、
多くの人の手や善意を受けてせっかく救われた命を「仕方ない」で手放す事がないように
“身の丈”を冷静にジャッジしないといけないなぁと思っています
2010.10.17 14:12 | URL | #.//Hucbg [edit]
バデ母(バニ母) says... "むにゅパパさんへ"
そうなんですよね
例えばクマやサルが里山に下りてきても
助けずに駆除するのはなんでゆるされるのか?とか
どんどん話が大きくなったり反れたりしそうですし
所詮「従属物」としての取扱いを
他人がどうこうできる仕組みがない国なので
結局モラルに頼るしかないという
難しい問題ですよね
2010.10.17 14:32 | URL | #.//Hucbg [edit]
バデ母(バニ母) says... "フロ&ひま&ハロママさんへ"
なにしろ根底にある意識がどこまで行っても「モノ」な感じが否めない日本ですねぇ。。。
あの“庭先につないでおく”ってスタイルが完全に過去の遺産(笑)にならない限り
日本人の意識は変わらないのかもって思う(苦笑)

普通にお子さんがいて、他の犬たちもかわいがっていて
ほんとハタから見たらフツーのご家族なんですけど(爆)
飼育経験(しかも多頭!)あるし、仮にいぬ親希望者として名乗り出ても
申し分ないだけにオソロシイです(大爆)
2010.10.17 14:42 | URL | #.//Hucbg [edit]

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