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治療の選択(3)ボルバキアってなに!?

治療の選択(1)の記事に書きましたように

治療方法は主に3種類に分けられます

1.メラルソミン(ヒ素系の薬)の注射
2.釣り上げ手術
3.何もしない(フィラリア予防薬のみ)

これらを組み合わせて治療することも多いみたいです
(そのあたりが病院や先生の腕のみせどころのようで・・・)


で、実際のデンビィの治療方法は 3.に近い・・・・・・・・・
が、実際のところ 3.とは似て非なるもの!
1.と3.のメリットを足して 3.のデメリットを半分にした
ような方法なんですね

なにが違うのかというと・・・
ドキシサイクリンという抗生剤を使うのがキモ!

じゃあ いったいこのドキシサイクリンで
なにをするのかといえば
ボルバキアをやっつけてもらう のがお仕事

ボルバキアってなに!? →→ コチラにおまかせしまーす

私なりの解釈では。。。
フィラリアは ボルバキアという細菌に支配されてしまっていて
いわば“体を乗っ取られている”状態
ボルバキアって、乗っ取った相手を
自分の都合のいいようにコントロールして
いかに栄華を極めて(?)生き延びるかってことが実現できちゃう
ちょっと怖いけどスゴい能力の方々・・・汗
で、そのボルバキアを もしやっつけることができると
フィラリア自体も生きていけなくなり 死んでしまうという・・・
生きていても 生殖能力がなくなり
新たにミクロフィラリアを放出できなくなるそうで・・・

つまり、フィラリアの殺虫薬(メラルソミン注射)を使うことなく
フィラリアを駆除できる(可能性&確率が高い)方法☆


また デンビィのような“ドキシサイクリン治療中の陽性犬”から
蚊が吸い取ったミクロフィラリアは
その後再び蚊が犬を刺すことで 犬に移るものの
成長できずに成虫になることがなかったそうです
フィラリアのライフサイクルについては コチラのビデオをどうぞ



この ドキシサイクリン(+ イベルメクチン)による投薬を
併用することで 肺病変や肺動脈塞栓のリスクも
軽減もしくは回避できることが研究でわかったので
上記1.の治療に際しても使いましょう!というようなことが
AHSのガイドラインにも出ています

余談ですが ・・・ ↑ この“研究”がまさに、あの文献です




となると デンビィの治療法としては
1.の注射にドキシサイクリンとイベルメクチンの組み合わせが
最強!ってことになります

が。

ドキシサイクリンとイベルメクチンだけでも 78%の成虫を
駆除できたという文献を見つけ・・・
どうやら その組み合わせだけでも
陰転までの期間がかなり短いらしいという臨床情報を先生が入手し・・・
その文献が ある意味裏付けられるかたちとなりました
まぁね、あくまでも実験&研究の成果(文献)だしね
臨床データも、だからってデンビィにも
同じように当てはまるかはわからないしねぇ

正直かなり悩みましたが。

最終的にメラルソミン注射はやめました
決定打は“デンビィのQOL”

メラルソミン注射は 食欲不振や吐き気が起きやすいという点
タダでさえ食が細めのデンビィ
食べる気力がなくなるのは目に見えている感じ
それでは免疫低下など 違う面でも心配が出てきてしまいます

また、いくら血栓塞栓のリスクが低くなるとはいえ
やはり「絶対安静」は基本的に必要
ただ激しい運動をさせちゃいけないってことじゃないです
血流量を多くしちゃいけない ってことだから
バーニーとのガウガウも、この時期の暑さでのハァハァも
ダメってことなんです
デンビィは大人しくて良いコですけどね
それでもこうしたこと全てを排除した生活は
避けられるなら避けたほうがデンビィは楽しいはず
*・・・といっても、現在の運動制限でも極力回避!しています!!
 ただ“禁忌(絶対ダメーッ)”っていうのとはレベルが違いますな・・・

そうしたことを考え抜いた末
そこまで激しく制限をかけなくても良い
現在の治療方法の選択に至りました


ちなみに ドキシサイクリンを4週間投与したあと
3ヶ月間はお休みするのは
ボルバキアを90%除去した状態が3~4ヶ月継続する
という研究結果によるものです





こうした研究、非常にありがたい研究です・・・・・・








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Comment

にんかたま says... ""
フィラリア、怖い病気というイメージと、ざっくりとしたことしか知りませんでした。(しかも古い知識のまま)
どんな病気か知ることが、病気予防の一歩なのかなと、実感しました。私たちも動物も一緒ですね。。
そして・・
病気の治療の進歩で助かる命が増えていくこと。
治療方法の研究のカゲで、実験動物が沢山いることも。
私たちが生きていること自体、すべてがつながっているということも、今一度改めて考える事の出来た一連の記事でした。
ありがとうございます。
デンビィちゃん、治療で、良い方向へむかいますように(祈)
我が家も予防しっかりしていきます!
2010.09.15 02:34 | URL | #JHj1zWbk [edit]
バデ母(バニ母) says... "にんかたまさんへ"
闘うにはまず相手を知るべし!という思いから、いろいろ調べるのですが
フィラリアについては特に、知れば知るほど“無知は罪だ”って思いました。
良くも悪くも、フィラリアに罹るコが減っている現在、
獣医さんによって、知識も考え方も対処法もぜーんぜん違うってことも
結構驚き&ショックでした(苦笑)

すべてがつながっている・・・そうなんですよね
多かれ少なかれ、ヒトは何者かの命をいただいて生かせてもらっていると思います
そうした事実と、そのことへの感謝を、いつも忘れずにいたいと思います
2010.09.15 19:48 | URL | #.//Hucbg [edit]

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