パブ店長はレスキュー犬!

保護犬たちとの日々の暮らしと、想うことを、ありのまま。

10週目(1)☆ついに歩けなくなったデコ

10週目 * 2009.05.03 ~ 2009.05.09



2009年5月3日(日) 3度目の腹水抜きで、病院へ


腹水を抜くときは エコーなどを見つつ
デコの様子を絶えずチェックしながらの作業になるため
いつも奥の部屋で処置をし
その間 私たちは待合室で待機していました

この日は いつもよりずいぶんと待たされ
時間がかかっているなぁと すこし心配になるくらいでした

終わったと呼ばれ 診察室に入ると
抜いた腹水を先生が見せてくれました

もう その量の多さといったら!
普段より長く待たされたのは当然でした
10日足らずで 2リットルも溜まっていたのです
そのうち 自然に抜けた1.9リットルが
今回の腹水の量でした


帰宅後 久しぶりに
ものすごい勢いでガブガブと水を飲んだデコの姿に
腹水が溜まりすぎて
苦しくて水すら飲めなくなっていたことを 思い知らされたのでした


前回の腹水抜きのとき
1週間もすると 10%台に突入してしまうのではないかと予測された
貧血の度合いを示す HCT ( PCV ) の値ですが
その後歯茎の色は 僅かながら赤みが戻った気がしていたので
先生に状態を診てもらったところ
まだまだ大丈夫だろうということで
この日は血液検査を見送ることにしました






2009年5月4日(月) 最後の自力歩行の散歩へ


腹水を抜いて 水は飲めるようになったものの
相変わらず 食べることは全くしなくなっていたデコ
1日中クレートの中で横になる日々 ・・・
出てくるのはトイレのときだけでした
( 誘えば、散歩は喜んで行きます♪という感じでしたが )

こうなると この先いつ歩けなくなるかわからない
という所まで来ていました
認めたくはないけれど
歩けなくなる日がそう遠くないことを
いよいよ覚悟しなければならないときが迫っていました


1日中 薄暗いクレートの中でつまらない時間を過ごすくらいなら
歩けなくなったときはそのときだ!と
デコを気持ちのよい場所に連れ出すことにしました

車に乗ることは 体力的には確かにキツイのですが
病院までの距離なら ハァハァもせず、なんとか耐えられるので
ほぼ同じ距離の 以前デコがとても楽しく歩いた場所 へ


食べられなくても2


この時の様子は →→→ コチラへ!


懸命に大地の匂いを嗅ぎ とても楽しそうでした
ただもう、立っているだけでやっとの状態で
フラフラと体勢を崩しては
べちゃっと本当につぶれるように へたり込んでしまいました
それを何度も何度もくり返し ・・・

でもね 自力で立つんです
決して手助けしてはいけないんです

それが デコのプライドでした



このとき 思い切って連れ出して
本当によかったと思います

正真正銘 これが最後の自力歩行での散歩になりました






2009年5月6日(水) 朝、ついに立ち上がれなくなる


朝食の支度をしていると
デコがクレートから出て トイレに向かいました
この頃には トイレひとつとっても
大仕事になっていたデコでした

本当に やっとやっと、歩いていたので
トイレにたどり着く前に ひと休みもふた休みも必要になるときがあり
また 用をたした直後 ( または最中 ・・・ ) に
その場で ( トイレシーツの上で ) へたり込んでしまうときも多々ありました

散歩中の “ へたり込み ” 同様
こういうときにも 助けてはいけないのです ( 苦笑 )


時間がかかろうとも 人の力は借りない、自力でなんとかする ―


それが デコに残された唯一の “ 心の糧 ” のような ・・・
その部分を黙って認めることで
デコはかろうじて自尊心を保てているように感じました


もちろん シーツの上だった場合
体が汚れてしまうこともあるので
そのときは抱き上げて 綺麗にしてあげるのですが
そのまま抱えてクレートに連れてきてしまうのではなく
すぐそばに 下ろしてあげるのです
そしてしばらくすると デコは自力で立ち上がって
クレートに帰るのでした


ただ、この日の朝は それが出来ませんでした


体を綺麗にし、シーツの脇に デコを横たわらせて
私はその場を離れました

そして仕度が済み 私たちは朝食をとりながら
デコの様子を見守っていました


でも 動かない ・・・


普段なら 10分程度じっとして体力を回復させた後
おもむろに立ち上がるデコでした



少しだけクレートに近づく場所にデコを移動させ 私たちは静観 ―
これを繰り返すこと数回


何度繰り返しても 何分待っても
結局 ふたたび自力で立ち上がることはありませんでした


あの瞬間を思い出すと 今でも悔しくて涙が出ます

デコは懸命に頑張っているのに!
情け容赦なく デコから何もかも奪い去っていく病魔 ・・・



もうダメだね


と 仕方なく私たちも決心し
オーナーがデコを抱きかかえて クレートのそばまで運びました



歩けなくなったとき
デコ ・・・ 「 いやいやっ! 」 ってしてるみたい
身も心もボロボロで デコが泣いている気がしました




食べられなくても3



こうして落ち着くまでに 気付けば2時間が経過していました



このあと 歩けなくなったことを
先生に電話で報告しました
なんとか5月は迎えられたものの
連休を最後まで過ごせるかどうか?と感じていた先生は

デコちゃんの負担を考えて これからは往診しましょう

と提案してくださいました
そして このあとほとんど水も飲まなかったので
この日の夜 初めての往診で
400ml の皮下点滴をしていただきました








たぶん先生は このとき 「 あと数日 ・・・ 」 と思っていたのではないかと 。。。
でも、やっぱりデコは そんなにヤワじゃなかったのですよ

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Comment

ゆみ says... ""
デコちゃんの強い精神に
涙なみだですv-409
こんなに可愛く優しいデコちゃんから 
なぜ全てを奪っていかなくてはならないのv-393
病気がホントに憎いe-268
歩きたいのに歩けなくなったデコちゃんの
心はどんなに辛かったでしょう。。。
ほんとに悔しいですv-393
2009.08.30 09:12 | URL | #- [edit]
バデ母(バニ母) says... "ゆみちゃんへ"
歩けなくなったとき、デコの気持ちを思ったら
とても悔しくて仕方なかったのですが
実は同時にホッとしたんですよね、私。
食べないで歩き回ったら、肝臓が壊れる前に餓死しちゃう・・・って
この頃、また前のどよーんとした気持ちがよみがえってきていて
シリンジでの強制給餌だとか鼻カテ入れたいだとか訴えては
先生を困らせていたので(苦笑)
歩けなくなって、やっと腹が決まったって感じでした。
もう、デコの好きにしていいよって、本当に心の底から言えるって。
一緒にいよう、ただそれだけでいいんだ・・・って気持ちがデコに通じたから
デコも人の手を受け入れてくれるようになったのかなって、思います。
歩けなくなって、クレートのそばまで運んでもらった後
デコはずっと考えているようでした。
歩けなくなったことを理解し、静かに受け入れたようでしたv-410
2009.08.31 19:19 | URL | #.//Hucbg [edit]

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