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2週目(3)☆積極治療しないと決めた日

2週目 * 2009.03.08 ~ 2009.03.14



2009年3月14日(土)

緊急半日入院&検査 から6日
これからの治療方針について 先生と面談をする日でした


この一週間、私は自分なりに血管肉腫という病気について学び
また 先生は、外科専門の先生とともに
現実のデコの症状と向き合ってくださっていました



血管肉腫なのか それとも違う病気なのか
そこをハッキリさせないと 何事も前に進んでいかない
( 検査の日に、先生も病理検査をしないと予後が分からないと言ってたし ・・・ )
と思っていた私に対して
先生の話は ちょっと予想外でした


病理検査 本当にしますか? というのです ・・・


                               ( つづく →→→ )

よく話を聞いてみると

腫瘍と思われるものが 既に肝臓のいたる所に無数にある
というのでした

数からしても とても取りきれないし
切除できない部分にも 既にたくさんあるので
悪性腫瘍だった場合には たとえそれが
血管肉腫ではなかったとしても
予後が期待できないことは 既に明らかだというのですね


それがわかっていてもなお 病理検査をする必要があるのか? と ・・・


病理検査をするということは お腹を開けるということです


仮に良性のものだった場合、わざわざお腹を開ける必要はないわけです
そのままにしておいても いのちに別状はないのですから

悪性だった場合、開腹する・しないにかかわらず
近い将来 死に至ることは避けられないわけです
病巣を 完全に切除できないのですから

更に血管肉腫だった場合、最悪のケースとして そのままいのちが尽きることを
覚悟しなければならないわけです
血液を固めたり溶かしたりする働きが 侵されている場合があるのですから



ここで考えなければならないことは
何のために病理検査をするのか ということ
そして それは誰のためになるのか ということ


全ては デコの幸せ のため
それを置き去りにして考えることはできません



デコちゃんが痛い思いをするだけかなと思うんです
お腹を一度開けてしまえば、今の元気もなくなってしまうでしょうし
QOLといいますが それはデコちゃんの生活の質ということを考えると
デコちゃんにとって 良いことでは無いのかなと

獣医ですけれど、一飼い主の立場で もし僕の犬が
デコちゃんと同じ状況だったら ・・・・・・ 僕はやりません




本当にそうだなと思いました

今のデコを、今のままで受け止めよう このままで一緒にいよう
そう思った瞬間でした


私たちは もしデコの命が短いなら
――― 短ければ短いほど ―――
我が家から送り出すつもりでいることを伝えました


すると先生は こう続けました


どうにもならない病気がわかったとき
「 もう、いらない 」 という飼い主さんもいるんです
でも デコちゃんは ・・・ 本当に幸せだと思います

大事なのは
どれだけ生きたかじゃないんです どう生きたか
どんなに短い時間でも 美味しいものたくさん食べて
かわいがって愛してもらえたら それが最高に幸せなことなんです
どうぶつたちにとって、それがいちばん大切なこと






犬生 大事なのは時間の長さではなくて 内容の濃さ

この先生の話に オーナーはとても感銘を受けたといいます
私も 心底信頼できる先生に出会えて良かったと思いました








デコは 預かりっ子 でしたので
最終的な意思決定権は ちばわん にあります ( あると思っていました )

私たちの気持ちとしては 積極的な治療をせずに
このまま状態の変化を見守っていけたら良いなと思う
ということを付け加え
こうした話を ちばわん に伝えて
病理検査をするかしないか 決めていただくことにしました


結果的には 預かり家庭の意向を最優先するということで
デコは 積極的な治療をせずに
それまでと同じように暮らしていくことになりました




もし 先生が
「やってみなきゃわからない! イチかバチかに賭けてみましょう!! 」
という方だったら それはそれで
そんなもんかなぁ と素直に思ったかもしれません
当然のように病理検査をし 切除できるところだけ切除して ・・・
さぁ頑張れ、デコ踏ん張れと やっていたかもしれません


でも その結果に納得できたかどうか

おそらく 常に疑問も付きまとっていたと思うのです
デコの気持ちはどうなんだろう?これでいいのか?? と ・・・



そういう意味で 先生と私たちは
めざす方向も着地点も きっと同じだったのだなと思います

どのようなかたち、どのような結果であれ
獣医師と飼い主が同じ方向を向き 同じ着地点をめざして
最期まで全力でサポートするということ
それができるかどうかが 大きな鍵だということを学びました










同じ頃 ・・・







DSCN1700.jpg


というか少し前ですね
さぁ病理検査だ!と意気込んで ( 爆 ) いた私は
お腹の傷口を気にしてしまわないようにと
術後のための 「 保護服 」 を用意していました


DSCN1695.jpg


パンパンのお腹の保護のために このあともう1枚オーダーしたのですが
こうしたデコの病状を考慮し
どちらもビックリするくらいのスピードで作ってくださいました
本当にありがたかったです





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Comment

ルナママ says... "幸せ"
こんにちは!
デコちゃん天国で元気にしてるね!
バデ母さんの記録を読み、とても勉強になります。
いい先生との出会い、バニ母さんファミリーのデコちゃんに対する愛情深さが必然的にそのような出会いを呼んだのですね!
そして愛するが故の知識の習得や判断は素晴らしいです。
デコちゃんはほんとうに幸せでしたねー!!
もちろんバーニーちゃんも幸せだねー!!!!
2009.07.26 10:55 | URL | #Q58AUnoo [edit]
munixyu says... "^ ^;;"
いい判断だと思うよ
バニ母さん偉い!
2009.07.26 12:00 | URL | #XAUl15Aw [edit]
バデ母(バニ母) says... "ルナママさんへ"
急に暑さが戻ってきましたねv-393体調いかがですか?

デコのことで、私は「知りたがり」なんだって、気付きました(苦笑)
でも、栄養学にしても生化学にしても、キホンがないので
聞いただけじゃわかんないから、そのあと調べて、読んで・・・
自分の健康診断でも、血液検査の結果とか、正直理解できてなかったけど
少しは分かるようになったかなぁって感じですv-356

バーニーは元々違う先生で、たまたま引き継いでいただいたのですが
本当に良い先生と出会えてよかったと思います。
バーニーに対しても私たち飼い主に対しても
ダメなものはダメと、きちんと叱れる人 ← 若いんだけど
うわべだけの優しさじゃないところが、バーニーには分かっていたのかもって
だからあんなにLOVEv-346なのかもって、思いますv-392
2009.07.26 18:56 | URL | #.//Hucbg [edit]
バデ母(バニ母) says... "むにゅパパさんへ"
判断って難しいですねv-395
全然後悔はないけど、でもやっぱり
「もっとしてあげられること、なかったかな?」って思ってしまうし
もし違う選択してたらどんなふうになってたんだろう・・・?
って、たまに思ったりもします・笑
2009.07.26 19:01 | URL | #.//Hucbg [edit]
あき says... "うんうん!"
私もこの先生の話には共感します。
ただ。
こういう風に思えない飼い主さんもとっても多いと思います。中には、「苦しかろうがなんだろうが、長生きして欲しい」「死ぬのがかわいそうで見たくない」と思う人もいて...それを責めることはできませんが。
誰の幸せを本当に最優先させるのか。価値観は人それぞれですからね。難しいですよね~。

いろんな飼い主さんがいるからこそ、どんなにキツイこと、厳しいことでも、それが通じる飼い主さんにしか言わないんじゃないかな、とも思います。
私も同じ方向、同じ着地点を目指せる飼い主さんには、アドバイスもするし、苦言も呈するけれど、そういうのを聞きたくない人には言っても迷惑なので、一度サラッと言うくらいです。

いずれにせよ、命にかかわる事の決断はどの道を選んでも、勇気がいりますよね。デコちゃんとの生活を通じて培われた(いろんな意味での)タフネス!は大きな自信になると思います。
2009.07.26 19:19 | URL | #- [edit]
やっこ says... "貴重な獣医師"
そんなに多くは、いないんだろうなって思う。
本当に、犬側に立って、飼い主さんに意見を伝えてくれる
獣医師さん ・・・。

もしかしたら、多いのかも知れない。
でも、皆がみな、そうだとは思わないよね。

そこにはきっと、獣医師さん側の、
この飼い主さんなら、僕の言うことを理解してくれる、
犬の立場で冷静に考えてくれる、というものが
その言葉の基盤に、あるような気もします。

家族の一員、もしかしたらそれ以上の存在として
人間よりもずっと短い生命をもって生きる動物たち。
できることなら、いつまでも ・・・ って思う。
それが、飼い主さんたちの正直な気持ち。

その飼い主さんたちを前にして

犬生 大事なのは時間の長さではなくて 内容の濃さ

と、伝えてくれる獣医師さん。

本当に、素晴らしいと思います。
2009.07.26 20:34 | URL | #- [edit]
バデ母(バニ母) says... "あきさんへ"
かくいう私も、前は「苦しかろうがなんだろうが、長生きして欲しい」ってタイプでした。
それが今のように変わったのは、バーニーと暮らし始めてから出会った
様々な方たちの影響を多分に受けていると思います。
その中で、実際にデコを見送ることになったとき、実行して実感して・・・確信した、っていうのでしょうか。

私の仕事でも同じことが言えまして、依頼者の希望はなるべく叶えてあげたいとは思うけど
それが同じ方向、同じ着地点をめざしていないと最終的に「お互い」ハッピーになれないんですね。
そんな話をこの先生として、「どんな仕事も同じかもね」って言っていたのも思い出しました。

ほんとそう、どの道を選んでも・・・ですね。
そしてたくさんのことを経験させてくれた、学ばせてくれたデコには
ほんとに感謝v-300です
2009.07.27 19:57 | URL | #.//Hucbg [edit]
バデ母(バニ母) says... "やっこさんへ"
うんうん、この先生の話を聞いて「そんなこと言っても、でも!」って
やっぱり1秒でも長く一緒にいたいもん!!って思う気持ちも
当然だとも思うし、とってもよくわかる。
でも。「治療」を理解できない動物たちのQOLの維持・向上を最優先に考えたら
やっぱり最終的に方向は1点に定まるかな、と、今は思っています。

まぁ、飼い主側も様々なように、獣医さんも様々なのかなって・・・。
この先生も「研究熱心な先生なら(爆)積極的に治療しましょう!って言うだろうな」って言ってたし(苦笑)
この「欲のなさ(って言ったら失礼かな!?)」を、獣医師として、また飼い主として
どう捉えるか?で考えも決断(結論)も変わってくるんでしょうね。
2009.07.27 20:20 | URL | #.//Hucbg [edit]

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